もうすぐ定年を迎える人も、退職するのか、それとも定年後も仕事をするかで迷っている人が多いようです。実際、定年後もパートやアルバイト、フリーランスなどで仕事をする人が増えています。高齢者が定年後も仕事をすることにはメリットがあります。
メリットの1つは「経済的な安定が得られる」ことです。長寿化に伴い定年後の人生が伸びる現代社会において、経済的な安定を長く保つのは各人にとって重要な課題です。定年後は収入が限られる中、働き続けることで追加の収入源を確保できるため、生活費や医療費などをカバーする余裕が生まれます。年金や貯蓄だけでは不十分な場合、仕事をすることで支出を補填し、老後生活の質を向上させられます。また、仕事を続ければ社会保険料の支払いが続くので、将来の医療費の負担を軽減させることもできます。
2つめは「生き生きとした老後を過ごせる」ことです。仕事を通じて社会とのつながりを保てるので、孤立感を軽減できます。新しい職場での交流は、日常生活に適度な刺激を与えます。仕事を通じて新たな人間関係を築くことは、高齢者にとって大きなメリットになります。
メリットの3つめは「身体的・精神的な健康を維持できる」ことです。仕事に従事することで規則正しい生活を送ることができ、日々の活動が増えます。外出や移動、仕事に対する関心や責任感が心身にとって良い影響を与え、健康的に過ごせるため生活の質が向上します。さらに、達成感や成功体験を得ることでモチベーションがアップします。定年後も働こうか考えている人には「シニア世代のキャリアプラン【定年後の仕事探し】」も併せて読んでみてください。